知識槽へのアプローチ　前編

2011年2月7日 TCG全般コメント (2)

知識槽/Knowledge Pool 　(６)
アーティファクト

刻印 ― 知識槽が戦場に出たとき、各プレイヤーは自分のライブラリーの一番上から３枚のカードを追放する。
いずれかのプレイヤーが自分の手札から呪文を１つ唱えるたび、そのプレイヤーはそれを追放する。そうした場合、そのプレイヤーは知識槽により追放された他の土地でないカードを１枚、そのカードのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。

頭の悪いカードって大好き
だって面白いゲームが見れるし、使ってる方も次に何が起こるか全く予想がつかないから
今回のMBSにもそんな狂気のカードが入っているね
名前は知識槽
公式のコラムでも紹介された超絶電波のこのカードを上手く使うにはどうしたらいいか
これから考えていこう

知識槽を使って出来ることは何か
１、自分のデッキのカードをコストを踏み倒して使える
２、相手のデッキのカードをコストを踏み倒して使える
３、自分も相手も展開が遅くなる
これらが知識槽を使う目的だと思う

じゃあ知識槽と相性のいいものは
１、コストの軽いカード
２、重いけど強いファッティ
３、デッキ操作
４、インスタントタイミングで動けること
５、自分にだけ効果が高いもの
６、相手に取られてもいいもの
たぶんこんな感じ

知識槽デッキを作ろうと思ってまず簡単に思いつくのは神ジェイスとの相性の良さ
知識槽出してブレストして江村でも感染巨像でも積み込んでメムナイトを変身させるってやつ
でもそれは確実じゃあない
神ジェイスがいないと知識槽にファッティが入る可能性は低いし、せっかく積み込んでメムナイトを唱えても対応のマナリークで相手にファッティが渡ってしまうことだってある
（テキストを読むと呪文を唱えるだけでいいからメムナイトにマナリークで対応するのは知識槽のファッティを奪うって意味で正解だね）
まあファッティに限らず神ジェイスが相手に取られるだけで結構しんどいね
だから神ジェイスで積み込むってのは良さそうに見えるけど一長一短だと思う
少なくとも自分はやりたくはない

じゃあどうするか
次のアプローチとして自分にだけ効果があって、なおかつ相手に取られてもいいものを使うってのをしてみたい
それは公式コラムでも取り上げられてた部族戦略ってやつだ
知識槽は６マナもかかるからマナが出るデッキでないと運用しにくい
マナが出る部族デッキ、つまりエルフにぴったりだね　

サンプルデッキ
４　ラノエル
４　東屋
４　ジョラーガ樹語り
４　ジョラーガ戦呼び
４　大ドルイド
４　獣相シャーマン
３　斥候
３　エズーリ
１　森のレインジャー
３　ニッサに選ばれし者
２　ニッサ
２　エルドラ碑
３　知識槽
１７　森
２　オランリーフ

サンプルデッキは適当
いつものように一回もまわしてない
レシピには復習蔦やガラクは相手に出されたら嫌だからわざと外してみた
エルフデッキは作ったことないから良く分かんないけど多分こんなもんじゃないかな
いろいろパーツとか間違ってたらごめんなさい

そんなこんなで知識槽デッキを作ってみた
知識槽で出た相手のエルフは弱小なのにこっちのエルフは超強い
エルドラ碑もニッサも相手に取られても全然痛くないね
だって上手く使えやしないんだから
エルフのマナ加速から知識槽を出しさえすれば相手は絶対にもたつくし（使いたいカードがすぐに使えないっていうジレンマ）、展開に戸惑ってる間に殴り殺せば問題ない
知識槽を部族デッキで使うってのはいいアイデアだと思う

でもちょっと待ってほしい
確かにこれは知識槽を上手く使えるかも知れないけど（いや、実際は上手く回るか分かんないけど）全然面白くないんじゃないか
もっと知識槽デッキってのは狂乱のデッキじゃないといけないんじゃないか
自分のカードと相手のカードがテーブルの上でごちゃごちゃになる展開を望んでいたはずでしょ
おりこうさんなデッキなんか求めていない
そんな狂った思考のデッキビルダーの心を満たすためにまだまだ知識槽へのアプローチを続けていこうと思う

次回に続く